画質の悪い元写真での葬儀用写真の作り方⑨ ~人物の顔をスタンプや修復ブラシで修正②~
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前回に続きスタンプです。
実際に人物のスタンプをしてみます。
前回の要領で顔にスタンプしていきます。
コツとしては
・スタンプしたい箇所のなるべく近い所からAltキーで
画像を持ってくること
・もとの写真と途中何度も見比べること
の2点です。
特に人物をスタンプする時、気をつけなくてはいけないのが
顔が変わってしまう事です。
毎日、たくさんの遺影写真を作っていますが、故人さんには
もちろん1度もお会いしたことはありません。
だから、故人さんの情報は元写真のみです。
表情とかまったく知らないだけに勝手にスタンプしていくと
目や鼻の角度等が変わり別人のようになってしまう事が
あります。
なのでスタンプする場合は、なるべく近くの箇所から選び
色味が変わらないようにする、
元写真を絶えず見て、表情や顔が別人になっていないか
確認する、
とても大事です。
しかも今回は画質の悪い元写真の修正なのでより注意
を払う必要があります。
あとは感覚と慣れと経験です。
修復ブラシ、スタンプはやり方を聞いたからといって
すぐに上手にできるものではありません。
何回もこの機能を使って慣れていってください。
コピースタンプと修復ブラシの違い
修復ブラシ・・・ スタンプする時、周りの部分の色と多少同化させて
なじませてくれる
コピースタンプ・・周りのことなど関係なく記憶した画像を
スタンプする
ちなみにこのサイトがとても分かりやすいです。
Photoshop Manual - [ 修復ブラシツール ] で肌をキレイにする - by StudioGraphics
僕は背景みたいに比較的滑らかなところは 修復ブラシ
顔のように入り組んだところは コピースタンプ
でやっています。
元写真がこの題材のように粗かったりボケていたりした場合、
どこかである程度の妥協が必要となってきます。
シャープを掛けすぎると滑らかさが極度に失われ、
ダスト&スクラッチを掛けすぎるとよりボケてしまい、
スタンプで肌をきれいにしすぎるとノッペリと絵のように
なってしまう。
全てのバランスがとれた一番いいポイントを見つけましょう。